思いつきでふと出かけた祇園祭ですが、クライマックスの山鉾巡行をベストポジションから撮影しようとなるとなかなか大変です。来年以降写真を撮りに行かれる方の参考になればと思い祇園祭ビギナーの目から見た「観戦記」をまとめました。
(第1ラウンド お天気) 梅雨明けするかどうかという時期、降れば厄介だし、照れば暑いし。念のためレインコート、リュックサックのカバー、カメラをすっぽり覆うレインカバーを用意しました。幸い今回は2日とも使わずにすみましたがいい場所では恐らく傘がさせないので、天気が危ないときはフード付きレインコートなど傘無しでの撮影態勢が必要だと思います。
(第2ラウンド ホテル、新幹線) 今回は幸い直前で空きがありましたが、7月16日宵山の日は京都市内は半年前に予約でうまってしまうとか。でも京都駅まで1時間以内で行けるところなら市内にこだわることもなさそうです。 私は神奈川なので新幹線は新横浜からですが、16日出発だったので直前でもとれました。さすがに17日当日朝早い「のぞみ」は満席のようでした。
(第3ラウンド トイレ) 京都市内はコンビニが少なく、宵山のときもそうですが、トイレを閉鎖してしまうコンビニもあったりでトイレのめぼしをつけておいたほうがよさそうです。17日はどうしようかと思いましたが、四条河原町の交差点のところは阪急の入り口があり、ホームまで降りればトイレがあります。巡行が始まったら2時間半近く、動きがとれませんので、開始前に済ませておくことが必須です。
(第4ラウンド 場所取り
山鉾巡行コースはこちらです。京都市観光協会で配布しているパンフから拝借しました) 宵山は問題ありません(もっとも四条通りの長刀鉾の近辺はすごく混みます)が、17日はこれは最大の問題です。私は四条河原町交差点しか行っていないので、他はわかりませんが、この交差点でベストポジションを押さえるにはかなりく早い時間に行かないとムリです。私は6時10分くらいに着きましたが既に10人以上の人が三脚を据えていました。(巡行の先頭がここを通りかかるのは9時40分です) それから、ここは規制が厳しく車道は報道カメラマンなどプロしか出られません。規制が始まるのがわりあい遅いので知らずに車道に出ていて後で歩道に上がるように言われる人があとをたたず、なぜもっと早くからロープを張るなりして警告しないのか疑問です。
(第5ラウンド 混雑) 私は最前列だったので後ろの状況はよくわかりませんが、すぐ後ろに三脚がいくつも立ち並んで身動きとれず、さらにその後ろは歩道に立ち止まって見物する人、その後ろを通り抜けようとする人などで、大変な状態のようでした。体調を崩して担架で運ばれる人も、私が見ていただけで3人、警備の警察官が「押さないでください!」と巡行が終わるまでずーっと絶叫を続けていました。
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